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RakumoスタッフKamadaです♪
本日は今大注目の「ファシア」についてのお話です。
●そもそもファシアとは?
・ファシア(fascia)=“膜“
ファシアとは筋肉を覆う筋膜だけに限らず、体の内臓器官、皮下脂肪、骨、血管などそれぞれを覆う膜のことで、組織と組織の境目にあります。
骨、神経、筋肉、血管のように、人間の体全身に張り巡らされているもので、身近なところで例えると、鶏肉を調理するときに、鶏肉の皮を身から剥がそうとする時に薄い皮が見えますが、それがファシアです!
今まで注目されていなかった組織のようですが、ここ数年の研究で、このファシアのケアが、体の不調を改善したり、美しい体を手に入れるカギとなっている事が判明したそうです。
●体の不調とファシアの関係
・本来、 コラーゲンを多く含むファシアは「ゆるゆる」で柔らかい組織です。
しかし体を動かさなかったり、 ストレスが原因で引き起される血行不良や運動不足などでファシアはむくみ、 筋肉を圧迫してコリや痛みの原因になっています。
特に肩甲骨につながる筋肉のファシアは「ゆるさ」が失われて癒着しやすいため、 頑固な肩こりに悩まされている人が多いのはその為です。
肩がこると、もんだり、 たたいたりしがちですが、 逆に筋肉を覆うファシアを傷つけ、 傷ついたファシアは再生する際にしこりのようにどんどん硬くなり、 肩こりはますますひどくなることに……。
中々治らない体の不調は、この悪循環のせいでもあります。
頭痛や不眠、 冷え性といった体の不調や、 おなかポッコリといったスタイルの悩みなども、 肩こりが原因になっているケースもあり、多くの不調の原因ともいえる肩こりを治すには「肩甲骨につながる筋肉のファシアを本来のゆるさに戻すこと。」がとても重要になってきます。
その為に効果的な体操があるのですが、体操自体はとても簡単!
たった30秒、 座ったままでできて、 道具も必要ありません。
●ファシア修復体操
①手のひらを下に向けて、両ひじを肩より少し上げる。
②背筋を伸ばし、両手は軽く握って、鎖骨のあたりに置いたら、両ひじをゆっくりと上げられる範囲で上げていく。
※両ひじは後ろから見てY字に見えるぐらいまで上げるのが理想ですが、無理のない範囲で大丈夫です。
③両ひじをゆっくり後ろに引き、肩甲骨をギュッと中央に寄せる。
※両ひじの位置をできるだけ下げないのがポイントです。
肩甲骨をギュッと寄せてむくみを絞り出すイメージで。
④肩甲骨をギュッと寄せたまま、ひじをゆっくりと下げていく。
⑤ひじが完全に下がったら、そのまま腕を下に下ろして脱力し、ひと呼吸する。
①~⑤を5回ほど繰り返す☆
▼腕を上げると痛い方は、棘上筋(きょくじょうきん)と三角筋のファシアのコリを流すのがオススメです!
肩と背中の間にあるきょくじょうきんと肩から腕にかけての三角筋は、腕を上げる動作に関係する筋肉です。
特に腕を横に上げる動作をする際に痛みを感じるのは、これらの筋肉のファシアにむくみが生じているせいです。
上記の体操で痛みを感じる方は、先にこちらのストレッチをしてファシアのむくみを取りましょう!
①手のひらを上向きにして、壁の片手をつく。
②反対の手で、首の付け根から腕の付け根に向かってゆっくりとむくみを押し流し、ファシアをしっかりとゆるめていく。
※壁に手をつく位置は、痛みを感じるギリギリの高さにするのがポイントです。
首の付け根から腕の付け根まで、ゆっくりと5回ほど推し流しましょう。
もまずにコリを「押し流す」ことが肝心。 力はいれなくて大丈夫です。
これらのストレッチでは肩甲骨を動かすため、背骨が本来の位置に戻るという効果があるので、そのため体全体の姿勢にも影響があります。
肩こり改善だけでなく、
・身長が4mmアップ
・猫背が改善
・バストが1cmアップ
・おなかのぽっこりも改善
という嬉しい効果もあります!
●ファシアの質を決めるのは日常生活
上記のストレッチはあくまでも一時的な改善法であり、日常生活の中で日ごろから注意していくことがとても大切になります。
▼日常生活で気を付ける事
・首が前に出た状態でスマホを触る
・肩ひじをついて寝転がる姿勢
・じっと座ったまま動かない
その他にも1日中ごろごろ寝たままスマホ……など、ファシアにとって非常に良くありません。
こまめに立ち上がったり、上記のストレッチを行ったりして体を意識的に動かすことがとても大切です。
体を動かさないとファシアの膜が分厚くなってしまい、体が柔軟に動かなくなります。
その為、こまめに動くことで柔軟性を保つことができます。
日常生活からファシアを意識していく事が、若々しくキレイな体づくりの秘訣ですね!
皆様も是非おうち時間に、ファシア修復ストレッチをお試しください!