花粉とお肌について2

花粉による肌荒れを今より悪化させないためには

肌荒れの予防を心がけていても、やはり症状が現れてしまうこともあります。皮膚にかゆみや赤み、熱っぽさなどが現れた場合の対応は、次の方法を意識してみてください。

かゆいときでもかかない

かゆみの症状をこらえきれず、つい無意識で爪を立ててかいてしまうこともあるでしょう。しかし、かいてしまうたびに肌は傷つき、さらに強いかゆみや湿疹に悩まされてしまいます。

また、強くかきむしってしまうと、かいた跡が残ってしまうかもしれません。塗り薬などの使用でかゆみを抑え、できるだけかかないのがベストです。

生活習慣を正す

人の肌は常に細胞が生まれ、表面の古いものは剥がれ落ちていきます。この代謝をターンオーバーといい、肌の状態と密接に関係しています。肌のキメやうるおいを保つためには、このターンオーバーを正常に保つことが大切です。

生活習慣の乱れは、皮膚のターンオーバーに悪影響を及ぼす要因のひとつです。睡眠時間が不足し、偏った食生活をしていると、皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れが起こりやすくなると考えられています。

花粉の時期でも肌を健康的な状態に保つために、規則正しく、十分に睡眠時間を確保するよう心がけましょう。

また、1日3食の栄養バランスの取れた食事を摂取することもポイントです。食事は、たんぱく質やビタミンB2・B6などの栄養素を意識的にとってみてください。

・たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
たんぱく質が不足してしまうと、ターンオーバーの乱れにつながります。ほかの食事とのバランスを見ながら、積極的に摂取するようにしましょう。

・ビタミンB2:レバー、うなぎ、納豆など
肌のエネルギー代謝に欠かせない栄養素です。ターンオーバーが正しく行われるようサポートしてくれます。

・ビタミンB6:にんにく、マグロ、レバー、ささみなど
乱れてしまったターンオーバーのリズムを整える効果が期待されている栄養素です。

また、花粉症による肌荒れを軽減するためには、腸内環境を整えることも重要です。
腸内環境が乱れると免疫力の低下につながり、かゆみや炎症などの肌荒れを引き起こす要因になりかねません。腸内環境を整えてあげることで、アレルギー症状に対抗できる免疫力を高めることが期待できます。

腸内環境を改善するには、善玉菌を増やすことが大事です。善玉菌が含まれる発酵食品(ヨーグルトや味噌、ぬか漬けなど)や、善玉菌のエサとなる食物繊維(にんじん、ゴボウなど)を積極的に摂るようにしましょう。

ほかにも、皮膚のターンオーバーを乱れさせないために、日頃からストレスを溜めないようにすることも大切です。

メイク方法

花粉の多い時期は、皮膚のバリア機能が低下しやすくメイクに工夫が必要です。ここでは、花粉症のときにおすすめのメイクの方法を紹介します。ポイントを押さえることで、花粉症のシーズンでも快適にメイクを楽しむことができます。

ベースメイク

花粉により肌が敏感になりやすい時はメイクを慎重に行う必要があります。化粧下地などのベースメイクは、薄付きに仕上げましょう。

肌荒れなどを隠すためにベースメイクを厚塗りすると肌へ負担がかかるため、化粧下地は薄く均一に伸ばしましょう。少量ずつ薄く重ねることで、ナチュラルな仕上がりになります。

アイメイク

花粉症になると、目のかゆみがみられ、通常よりも涙が出やすくなる方がいます。涙によってメイクが崩れやすくなるため、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーがおすすめです。

また、アイシャドウはクリームタイプを選ぶことがポイントです。パウダータイプのものは粉飛びしやすく、バリア機能が低下した肌に刺激となってアレルギー反応を引き起こしかねません。肌の乾燥を防ぐために、パウダータイプよりもクリームタイプのアイシャドウのほうが向いています。

さらに、アイシャドウの色は、ゴールドやオレンジなど肌なじみの良い色を選ぶのがおすすめです。ただし、メイクをしてから目をこすってしまうと、パンダ目になり、見た目に影響をおよぼします。

アイシャドウのみでもナチュラルで軽やかな印象を与えることができるため、気になる方はメイクの仕方を工夫すると良いでしょう。

チーク

チークはマスクとの摩擦で落ちやすいアイテムのため、クリームタイプのチークを活用するのがおすすめです。クリームチークは肌に密着しやすく、マスクによる摩擦にも強い特徴があります。パウダーチークに比べて発色が良く、落ちにくいため、マスクすることの多い花粉症シーズンのメイクに最適です。

さらに、クリームチークを塗った後にフェイスパウダーをひとはけ重ねることで、落ちにくさがアップします。ふんわりと重ねることで、チークが肌にフィットしてメイクを長時間キープしやすくなります。

リップ

マスクに口紅がつくのが気になる方は、口紅を塗った後にティッシュで軽く押さえましょう。ティッシュオフすることで、唇の表面にある油分を適度に取り除き、マスクへの色移りを防げます。

ただし、ティッシュオフすると、口紅の色味が薄くなってしまう点には注意が必要です。色持ちを重視したい方は、マスクを外した際に塗り直すと良いでしょう。

また、マスクでこすれて唇が荒れてしまわないように、口紅を塗る前にリップクリームで保湿することも重要です。リップクリームで唇を保湿することで、マスクとの摩擦による乾燥や荒れも防ぐことができます。

まとめ

今回は花粉と肌荒れの関係についてお伝えしてきました。花粉は鼻や目だけでなく、皮膚にも影響を与え、かゆみ、赤み、熱っぽさなどの症状が現れる「花粉皮膚炎」を引き起こすことがあります。

このような症状が現れた場合は、炎症を抑える塗り薬や抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬で対処しましょう。また、肌荒れ予防のために、なるべく花粉を肌に付着させない工夫や、保湿ケアで皮膚のバリア機能をサポートすることも忘れないでください。

関連記事

  1. 梅干しの効果について

  2. HP作り

  3. 花粉と肌荒れについて

  4. ご挨拶

  5. 顔のたるみについて

  6. 女性脱毛 新価格について

アーカイブ
カテゴリー