顔のたるみについて

顔のたるみについて

洗顔やお化粧で鏡を見た時に「肌がたるんできたかも」と、悲しい気持ちになったことはありませんか?
お肌のたるみには原因があります。適切な対策をすれば、予防ができないわけではありません。皮膚がたるんでしまうスピードを少しでも遅くできるよう、「たるみ」に関して徹底的に解説していきます!!!


肌のたるみとは、どのような状態なのでしょうか?
皮膚においての「たるみ」とは、加齢などによりハリや弾力がなくなり、皮膚が垂れ下がってしまう状態のことをいいます。


肌がたるむと様々な悪影響が|老け見え・不機嫌そうに見える

お肌がたるんでしまうと、実年齢より上に見られてしまうようになります。
また、顔の皮膚が下に垂れ下がり表情が変化することによって、不機嫌そうに見えるなど、外見に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

【たるみの原因】

たるみの原因は大きく分けて、皮膚・皮下脂肪・靭帯・スマス筋腱膜の4つに深い関係があると言われています。


(1) 皮膚の弾力の低下
皮膚の真皮層ではコラーゲンやエラスチンなどの線維状の組織が豊富に存在し、皮膚のハリと弾力を生み出しています。また、水分を抱える性質があるヒアルロン酸も皮膚の弾力をキープすることに一役買っています。
加齢や生活習慣によって、肌の弾力を支えているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減ったり劣化したりすることで、肌の弾力が失われると、たるみが目立ってしまうのです。


(2) 皮下脂肪の影響
皮膚の一番下の層である皮下組織は豊富な脂肪とそれを包み支える靭帯とで構成されているため、皮下脂肪とも呼ばれます。皮下脂肪はコラーゲン線維がネット状に包みながらその形態を保ち、上層の皮膚と下層のスマス筋腱膜とをつなぐ柱状の靭帯組織によって支えられています。酸化ストレスや光老化、物理的な圧力によって、この組織が傷ついたり伸びたりすることで脂肪を支えきれなくなると、脂肪が重力に負けて垂れ下がってたるんでしまうのです。


(3)スマス筋腱膜の劣化
皮下脂肪のさらに下側にはスマス筋腱膜という構造体があります。これは顔の土台とも呼ばれており、皮膚と脂肪を適切な位置に保つ支えになっています。このスマス筋腱膜が衰えると、皮膚や皮下組織を支えきれなくなり、大きく輪郭が崩れてたるんでしまいます。

【たるみを引き起こす外的要因と内的要因】

たるみが起こるのは加齢だけが原因ではありません。たるみを引き起こす要因を、身体の外側からと内側からの2つの視点からチェックしておきましょう。
紫外線など外側からの刺激が
たるみの要因に

たるみを防ぐために特に気をつけたいのは、肌の老化を進めてしまう紫外線です。特に紫外線A波はコラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸のある真皮層に届き、たるみを引き起こす要因になります。
体内の酸化によるダメージも
要因の一つ

体内の酸化もたるみを引き起こす要因の一つです。呼吸によって取り込まれた酸素の一部は活性化した活性酸素になります。活性酸素はウイルスや細菌から身体を守る働きがありますが、多すぎると細胞やたんぱく質を壊し、体内の老化を進めたり、さまざまな病気の原因になったりするとされています。活性酸素が増えすぎると、コラーゲンなどもダメージを受け、皮膚深部のたるみにつながります。
活性酸素のリスクを高める要因には、紫外線、喫煙、過度の運動やストレスなどがあります。日頃から十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動など、健康的な生活を心がけることが大切です。

【心がける為に】

○紫外線対策を徹底する

肌の老化や酸化を進めてしまう紫外線はたるみの大敵です。季節に関係なく、日焼け止め、日傘や帽子、サングラスなどを使いましょう。「外出する・しない」「メイクをする・しない」に関わらず、朝のスキンケアの最後には日焼け止めを塗ると決めてしまうと、塗り忘れがなくなるのでおすすめ。2~3時間おきにこまめに塗り直すことも忘れずに。

○生活習慣を見直す

たるみだけでなく、健康と美容のためには、睡眠不足や乱れた食生活、過度の飲酒や喫煙、運動不足を避けたほうがよいということはよく知られています。たるみ対策としても、十分な睡眠、栄養バランスのよい食事、適度な運動を心がけましょう。
身体の内側から老化を予防するために、抗酸化作用が高いビタミンA・C・Eやポリフェノール類を積極的に摂るのもおすすめです。
もちろん、これらの栄養だけを摂っていればよいというものではありません。肌の構成要素を再生させるためにも、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルと、栄養バランスのよい食事を心がけることを大切にしてくださいね!!!

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